DO-SのAI-MIST(ミスト)/標準かSPか

傷んでいる髪の再生・補修を期待して【DO-SミストSP】

ゆうらく
現在、使い込んでいるDO-Sのミスト(アウトバスコンディショナー)について、すこし勉強してみました。製品名としてはAI-MISTでスタンダードタイプとそれよりやわらかな使い心地のSPタイプの2種があります。
下の表は比較できるようになっていますが、共通する成分は緑の字で、片方にだけ含まれるのは赤い字で書いてあります。

わたし、ゆうらくはカッコよく解析とかいう知識も能力もないので、できるだけかみ砕いて分かるだけ(必死に)、説明したいと思います。

というのも、この成分表を見て、このミストの働きを大まかに知っておくことは、使う上で少し役に立つのではないかなと思ったので。

AI-MIST SP 働き AI-MIST
     
髪の毛成分と結合して、持続性のある改質・補修・補強を期待できる成分
γ-ドコサラクトン 髪の毛やキューティクルの成分(タンパク質)とアミド結合をつくって、髪の毛の補強・補修を行うことが期待できる成分。物質としては小さな分子なので、結合をつくったからといって即座に髪の毛の外見を著しく変えることはないが、髪の毛の表面の性質は即座に変えることが予想できる。これを【疎水化】と呼ぶこともあるようだ。長期の試用で、髪の毛全体の形状への寄与は大きくなっていくと想像している。 γ(ガンマ)-ドコサラクトン
メドウフォームーδーラクトン メドウフォーム-σ(シグマ)-ラクトン
比較的大きな分子で髪の毛によくなじみ、ダメージ部分を即効的に補修・補強を期待できる成分
ポリクオタニウム-64
(リピジュア)
髪の毛やキューティクルの成分(タンパク質)と親和性の高い高分子。特にポリオクタニウム-64は細胞膜表面の成分に類似しており層状の構造を作りつつ髪の毛のダメージホールなど失われてしまった構成物を補充する効果も期待されている。上述のドコサラクトンよりも分子量はかなり大きく充填効果の即効性も期待できるのではないかと想像している。 ポリクオタニウム-64
(リピジュア)
セテス-20
加水分解ケラチン
   
洗浄成分/または帯電防止剤
クオタニウム-18 基本構造は4級アンモニウムの誘導体で、カチオン(陽イオン)界面活性剤です。基本的には静電気防止剤でありつつ残留性の高い洗剤でもある。 クオタニウム-18
ステアルトリモニウムクロリド
PEG-5ステアリルアンモニウムクロリド
ベヘントリモニウムメトサルフェート ベヘントリモニウムメトサルフェート
イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムメトサルフェート イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムメトサルフェート
ベヘントリモニウムクロリド ベヘントリモニウムクロリド
油性の物質で髪の毛と馴染みやすい成分。さらしとした手触りのヘアオイルと思えばよい。
フィトステロールズ: 植物から得られるステロール類の混合物:動物性のものはコレステロールと呼ばれる。ステロールは非ありーるC6環の4連続(最後は5員環)末端はアルコール フィトステロールズ
ジラウリン酸セラミドNS ラウリン酸(*)とセラミドNS(*)とのジエステル:難しそうだけど実はさらりとした脂肪酸を4本つなげてるっていう事だと思う。 ジラウリン酸セラミドNS
オレイン酸ポリグリセリル-10 オレイン酸と10量体のグリセリンのエステル オレイン酸ポリグリセリルー10
(C12-14)パレス-12 (COHOCO-R)n酸化ポリエチレン重合体の元OHを使ってそこに脂肪族アルコールエーテル C12-40 パレス-12
油性の成分と水性の成分を混ざりやすくしてくれる物質です。
    セタノール:C16OH
PG プロピレングリコール   PG プロピレングリコール
   
保存料や分離・沈殿を防ぐ成分など
トコフェノール ビタミンE 酸化防止剤 トコフェロール
ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル 防腐剤 ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピル
ヒドロキシプロピルシクロデキストリン グルコース単位が8個くらい環状に重合した物。キレート剤M+を溶かす ヒドロキシプロピルシクロデキストリン
香料   香料
プロパンジオール 増粘剤 プロパンジオール
メチルパラベン 防腐剤 メチルパラベン
なお
なおです。必死に説明します(笑)。
先ずは、このカタカナの文字が失格ですね。成分表示は義務付けられているのだと思いますが、念仏ですね。
ゆうらく
僕が悪いんじゃないんですけど、ごめんなさい。で、一応、DO-S使い込んでみると決めたところで、少し話しましたが、最初の【髪の毛成分と結合して、持続性のある改質・補修・補強を期待できる成分】と、【比較的大きな分子で髪の毛によくなじみ、ダメージ部分を即効的に補修・補強を期待できる成分】の2種だけは押さえておきたいです。
なお
はい、髪を洗っても落ちないで残って、髪質を変えて再生・復活させてくれる成分ですよね。リピジュア?でしたっけ。

髪の毛成分と結合して、持続性のある改質・補修・補強を期待できる成分

ゆうらく
リピジュアの前にドコサラクトンですね。これはSPにも標準のミストにも入ってますけれど、髪の毛の表面や内部で髪の毛から出てるひげみたいな所に結びついて髪の毛を補強していきます。ただ、そんな大きなものではないので、髪の毛の表面にとりついてスルスルにしてくれる効果とか、混雑した電車の中で蒸れてしまっても形が崩れにくいというような効果が見込めます。 で、すごい大事な事なんですけど、このドコサラクトンって髪の毛に元から含まれているものではないんですよ。だから、もとに戻るわけではないんです。ひげって言いましたけど、詳しくはアミノ基というもので、ここにアミド結合をつくって水とは混ざりにくいパーツを結合させます。アミノ基は水ととても馴染むひげなので、それが水と馴染まなくなるような効果が予想できます。
なお
なんだか、髪の毛のしっとりから遠ざかっているような気がしますけど。
ゆうらく
それは言えるかもしれません。だから、ぼくたちの【しなやか・やわらか・まとまり】っていうのとは少し違う目的だと言えます。でも、髪の毛の表面の水分は過剰になると大体悪さをしますので、間違いではないと思っているのです。

もうひとつ大事な事ですが、このひげに結び付けるには熱を使います。ドライヤーでブローします。そんなに熱くする必要はありません。

 

なお
レプロナイザーに頑張ってもらっています。なかなか、イイですよ~。

それでは、リピジュアのほうはどうですか。

ゆうらく
これが、超高性能保湿剤でもあるんですよ。
なお
ほら、来たっ!
ゆうらく
ちょ、ちょっと  、ちょっとゆっくり行きましょう。表では二段目に

比較的大きな分子で髪の毛によくなじみ、ダメージ部分を即効的に補修・補強を期待できる成分

ゆうらく
というのがありますね。大き目で、髪の毛にできちゃった穴に入り込んで詰め物として働いてくれそうな物質です。どれも、高分子という大き目のダンゴですね。ダンゴ、髪の毛と似た成分で作っとくと詰まりもよいというか・・・そんな、ざっぱな事じゃあないと思うのですけど。

でも、リピジュアは非常に巧妙にできてまして、細胞膜のような物質で層状の構造をつくりやすい物質なんです。ダンゴっていうよりガムテープっすかね~。で、テープを重ねるとその隙間に水をため込みます。これは、すごくありがたい話しで、髪の内部に水をキープするような性質とも言えます。内部の水は大歓迎ですからね。しなやか・やわらかです。あっ、せっかく調べたので構造載せときます。

なお
ポリクオタニウム-64っていうのがリピジュアの事なんですね。
ゆうらく
はい、実際にはリピジュアは日油という会社の製品ですが、いろいろなバリエーションのものが用意されています。日油の原料のいろいろなリピジュアから選んだ原料をブレンドしてかなり多くの化粧品がつくられています。
なお
つまり、リピジュアはお肌にも塗ってるんですね。
ゆうらく
はい、多分ひとつやふたつは、含有製品を使っていると思います。これは補修というのではなく、極めて高性能な保湿能力を得るためです。トゥヴェールにもプロテオグルカンとかヒアルロン酸を超える保湿原料ありますけれど、リピジュアはそれと渡り合う力があるようです。ヒアルロン酸でも結構効果ありますけどね~。
なお
ゆうらく氏の大好きなアロエベラエキスもライバルですね!
ゆうらく
アロエベラ、天然素材もいいですよね~。そうそう、リピジュアですけど、水溶性高分子という言い方で呼べれることもありますが、正確には【水溶性合成高分子】です。ちょっと穿った見方をすると水に溶けるプラスチックつくっちゃいました~って言えなくもないかなと、少し心配しています。それを顔に塗ってますからね。まあ、水に溶けるってのはそんな簡単に中に入らないと思いますし(ヒアルロン酸のようにですね。入ってくれたらホントありがたいんですが)、でも、時々しっかり顔洗いましょうと思います。はい。

というわけで、DO-S使い込み進行中です。続くレポートをお楽しみに。

なお
はい!ブラボーですからね!
ゆうらく
ブラボー!!!

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