角層の下に届け・ビタミンジャングル8
ビタミンを含む化粧水や化粧オイルを皮膚に塗った時、その浸透性が低いことが問題になるという話を以前の記事で書きました。>>レチノールって何? >>ダーマローラー・ふたつの効果
そのような成分の角層下への浸透を助ける方法には、(1)トーナーで角層を溶かす、(2)ダーマローラーで穿孔する、(3)イオン導入法を用いる、という三つの方法があることもご紹介しました。
今回は、このうち(1)と(2)のエンビロン製品の紹介までです。
エンビロンのダーマローラー
エンビロンの穴あけツール(二―ドリングツール)にはローラーとスタンプの二種があります。
このうちのローラーを入手してみました。
円筒形の容器の中にローラが入っています。
意外なほどに針っぽくないです。
下は以前入手したDNSダーマローラー
これでも、まだ針は少ない方なのですが、エンビロンのローラーは針の先端だけがわずかに出てい感じです。
なんとなく埋もれている感じ。ホントにマイルドに作られているなあという感じです。
ただし、以前も話題にしたことがありますが、歯の形は三角形のナイフ形で針に比べるとがっちり作ってあります。
刺さる深さは抑えているけれど、刺すことはしっかり刺そうという考えなのかな~と思いました。
乳酸+サリチル酸のトーナー
エンビロンのトーナーは、角層を解(ほぐ)そうという考え方のトーナーといっていいと思うのですが、そのためにトーナーに含まれているのがヒドロキシ酸と呼ばれる酸です。トーナーによく用いられるのは、グリコール酸(おそらく一番強め)、サリチル酸(まあまあ強め)、乳酸(多分一番ゆるやか)です。クエン酸も含まれることがありますね。
で、エンビロンのトーナーは基本的に乳酸を使うものが多いです。で、調べてみたら、強めのサリチル酸やクエン酸も含んでいるトーナーがありました。モイスチャーシリーズではなくクリアスキンシリーズのローションです。
トーナー、モイスチャーシリーズでは物足りないというときはこちらを試してみるのも一手です。
使用リポートは次の記事でお届けします。コロナの影響でまだなおちゃんに渡せていないのです…。いますこしおまちください。