ピュールボーテの製品の成分表示を見ると、ビタミンおよびその誘導体がふんだんに含まれています。ゆうらくも、最初にそれを見たときに、いや、これは凄まじいなとびっくりしました。本当にビタミンリッチ、ただものではないな~と感じました。
さて、そのラインナップを二週間にわたり使ってもらったのですが、なおちゃんからどんな感想が出てくるのか。今回は、ピュールボーテインプレッションの前半です。
ピュールボーテラインナップと使用感
そのうえで、まずは、各製品の特徴を僕がまとめて、それの使用感をなおちゃんに説明してもらうという形式ですすめましょうか。
左から#3、4、5
#3 BLUE SHAVE LOTION ブルーシェーブローション
#4 CONDITIONING SERUM コンディショニングセラム
保湿力に優れた【プロテオグリカンやヒアルロン酸】、
細胞の入れ替わり(ターンオーバー)を正常化したり促進する多くの【成長因子と呼ばれる物質やペプチド】、
ビタミンC誘導体である【APPS】、
水溶性ビタミンE誘導体【TPNA】などを含みます。
ビタミンAは含まれていないですね。
ピュールボーテはビタミンA=レチノールを含めるときは、基本的に油性の成分として混ぜて提供していると思います。#4は油なのか水なのか?というと明確に水ですから、基本は水に溶けやすい成分を含めて水分を供給・保湿ですね。あとで#5や7でも触れますが、水と油両方どりは乳液、油だけはオイルで、ビタミンAは油にがっちり溶かし込むのがピュールボーテですね。
#5 VITAL CREAM バイタルクリーム
まずは#5!水溶性保湿成分や皮膚の組織の成長因子や水溶性ビタミンがてんこ盛りに入っているのは#4ゆずりですね。加えて45分でシワを伸ばすといわれてるDMAEも含まれてます。
で、#5はクリーム=乳液ですから、水+油
保湿成分の濃厚水溶液に油分が混ぜられています。
油性のビタミンEやオリーブオイル、レチノールもおそらく油に溶け込んでいるでしょう。
そこに乳化剤(油と水を混ぜる効果のある成分)が入り、乳化してクリームになっています。
(上記リンクですがエンビロン効果のまとめ的な記事です。ぜひぜひ。)
注;現在ダーマラックローションは在庫切れでどこにもないようです。
でも、おかげで、ピュールボーテとエンビロンの違いってのが分かったのかもしれないですね!
あとですね、ピュールボーテの#5ですが、カタログを見ると非常に興味深いです。というのも、#5では、肌の表面にとどめたいものと浸透させたいものをコントロールしてるというくだりがあるんです。
おそらく、これはゆうらくの予想でしかありませんが、
①キトサンとグルコサミンには肌の表面に薄膜状のベールをつくらせて保護、
②保湿成分は肌の表面にキープ、
③油性のビタミンは深く浸透させたいという事ではないかと思っています。もともと水溶性の成分は浸透していきにくいですからね、それは無理に浸み込ませないで表面で保湿してもらえばいいと。でも、ターンオーバーを促す成分はがっちり入っていってもらおうという事だと思います。ヒアルロン酸を皮下に潜り込ませようなんてことはやらないですよっていうのは、実は結構理にかなっていて、正しい処方ポリシーではないかと感心しています。
#7 AAA CREAM AAAクリーム
注意!これ読んでると、なんだかビタミンCの粉を顔に付けたくなっちゃう人がいるかもと思うんですけどね・・・だって、クリエイトとかで売ってますから。でも、それはダメですよ。ガングロになっちゃいますからね。こんがりと日焼けしたみたいに。それ以外に髪の毛につけてもダメです。色が抜けちゃいます。ゆうらくは意図せず茶髪に・・・
#6 WWW CREAM WWWクリーム
#8 PROTECTION CREAM プロテクションクリーム
#9 MINERAL GEL MASK ミネラルゲルマスク
ピュールボーテとは?
ピュールボーテインプレッション、前半のまとめです。
「ハリとツヤ」ではなく健康とふっくら
ピュールボーテの製品カタログで今回試した製品の説明文を見ても「ハリ」という言葉が出てくるのは#4だけです。ピュールボーテは「健康で美しい肌」や「ふっくらとした肌」を目指しているようです。
角度が異なりますが、左は6月下旬の顔下半分でエンビロンケアがひと区切りついたあたりで、右はその後ピュールボーテのみのケアで2週間ほど経過した7月16日の写真です。
エンビロンはかなり健康的で透明感のある肌に変わったとゆうらくは感じています。途中、ニードリングが入った時に赤く腫れたような時もありましたが、ひと月程度の継続がかなりの変化をもたらすのだといえます。そして、ピュールボーテに変えて二週間、頬のふっくら具合がかなり加わった印象です。
これはエンビロンやピュールボーテに限らないと思いますが、
「やっぱりビタミンを供給することは肌を変える!」
とゆうらくは思います。
さて、ピュールボーテに話を戻しましょう。
肌の表面に留まらせたい成分もある
化粧品成分というと角層を越えて浸透してなんぼというとらえ方があると思いますが、ピュールボーテの特徴として、
「浸透しなくてもよいものは浸透させない」、
「浸透させたいものはしっかり浸透させる」
といった使い分けを、各成分に対して企図しているようです。
例えばヒアルロン酸は皮膚内で欠乏することがありますが、それを浸透によって補うのは容易ではありません。特に水溶性の物質は角層から先にはなかなか到達できません。しかし、ヒアルロン酸を干からびてささくれ立った指先に塗ると、ただちに保湿が効いて硬くなった指先が柔らかさを取り戻します。ヒアルロン酸は肌の表面に留まっても十分な効果を発揮してくれているのです。浸透しなくてもいいのです。
一方で、ピュールボーテは多種なビタミンを油に溶けた状態で肌に供給し、できるだけ浸透させようとしているようです。油性だからなんでも浸透しやすいというわけではないですが基本的に油性のものは浸透しやすいと言えます。
「浸透させないものもある」ということは、なんでもとりあえず角層を通しちゃおうという【二―ドリング】や、水溶性のものを電気的に導入しようという【イオン導入】の考え方と相反するのではないか?それが、ピュールボーテが正面切って二―ドリングを言わない理由なのではないだろうかと、ゆうらくは想像しているのです。あくまでナチュラルな成分導入を思い描いているのがピュールボーテなのではないかと・・・。
ピュールボーテ VS エンビロン
ここまで、分かりづらい説明もあったかと思うのですが、ピュールボーテもエンビロンも、ビタミンリッチなコスメとして効果を感じられる点では優秀だと思います。
あとは、コストパフォーマンスの違いもありますが、自分にどちらが合っているか?が選択のポイントになると思います。
トーナーで刺激を感じてオーバーナイトで「ハリ・ツヤ」を感じられたほうがいいのか、極上のしっとりを感じながらやがて「ふっくら」な仕上がりに至るのがいいのかを思い描いて使うことが出来たら幸せだとおもいます。
さらに使っていきます・順番を変えてみるという試み
ピュールボーテは、もう少し使い続けてもらおうと思います。というのも、ピュールボーテの浸透性のポリシーを考えると、使うときに数字の順番を変えたほうがいいのではないかと感じたからです。この記事を書いている今日、まずはトライしてもらおうと思っているのですが、夜の洗顔後#3のあとに#7、翌朝#5の後に#4という順です。ピーリング後にいちばん浸み込ませたいものをつけてもらおうという試みです。結果は、またしばらく後にご報告しようと思います。
もうひとつ、予告ですが、コスメトークではバイオプログラミングの製品をいろいろ試してみています。今回、ホームケア色の強いキュレイナをつかってもらったら、これが大絶賛なんです。高性能ドライヤー・アイロン・カールのバイオプログラミング製品の中で、キュレイナが狙っているのは一体何か?そんなテーマもトライする予定です。お楽しみに!